デコボコニキビ跡

ニキビのあった部分の皮膚がへこみ、ボコボコとした肌になってしまったニキビ跡は辛いですよね。

自分で治すことが難しいため、諦めてしまう人も多いこのニキビ跡ですが、軽度の段階であれば治すことはできます。

どのようなケアをしていけばよいのか、どのように化粧で隠せばいいのかご紹介します。

真皮にまで及んだクレーター状のニキビ跡

肌は表面から、表皮真皮皮下組織という3つの層からなっていて、スキンケアのメインとなるのが表皮と真皮です。

表皮の中でも何重もの層になっていて、この表皮で約28日という周期で肌の細胞が生まれ変わっています。

このサイクルをターンオーバーといい、ニキビがこの表皮内で収まればターンオーバーにより必ず治っていくはずです。

しかし、あまりにニキビの炎症が進んでしまうと、活性酸素が毛穴の壁を壊し、炎症をさらにひろげてしまうことがあり、表皮の下にある真皮にまで炎症が及び、陥没してしまうことがあるのです。

このような状態がクレーター状のニキビ跡で、真皮はターンオーバーが行われにくいために、ずっとへこんだままになってしまいます。

ニキビを潰してしまったり、寝不足などの生活習慣の乱れ、誤ったケア方法で炎症を悪化させてしまうことがこの跡ができる理由で挙げられます。

ただし、誰しもがこのニキビ跡になるわけではなく、皮膚が厚い人や、男性ホルモンの分泌が多い人免疫力が低下している人といった体質によりできてしまうこともあるのです。

クレーター状のニキビ跡のスキンケア方法

治すことの難しいこのニキビ跡は、早い段階で見つけ、軽度であれば自宅でのケアで治すことができます。

赤みのニキビ跡やシミのニキビ跡よりも改善するのに時間がかかってしまうかもしれませんが、さらにひどくならないためにも日々のスキンケアで少しでも改善できるよう、取り入れてほしいケア方法をご紹介します。

  • ピーリングの使用
  • コラーゲン入りの化粧品の使用
  • 高保湿成分でしっかり保湿

では、この2点についてご紹介します。

ピーリングの使用

ピーリングは古くなった角質を除去してターンオーバーを正常化させるために使用します。

ところが、真皮はターンオーバーが行われにくいと伝えたので、使用しても意味がないと思うかもしれません。

しかし、このピーリングは真皮成分の生成を促進させる働きもあるのです。

真皮の約70%はコラーゲンでできていて、このコラーゲンを作る繊維目細胞がピーリングにより刺激を受け、陥没してしまった皮膚を盛り上げてくれます。

これで真皮も表皮も正常な状態へもっていくことができます。

ただし、ピーリングは肌への刺激が強いため、毎日使用するのではなく、週に1、2回程度使ってみてください。

肌の弱い人は刺激の弱いものを使用することをおすすめします。

コラーゲンを作り出してくれる化粧品の使用

上記でも説明したように、肌の真皮にはコラーゲンが含まれています。

このコラーゲンは肌に潤いを与え、ハリ弾力を与える働きがあります。

コラーゲンのほかにも、エラスチンヒアルロン酸が存在していて、肌の土台となってくれているのです。

陥没してしまったニキビ跡には、このコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸がかなり少ない状態になっています。

そこで、レチノール(ビタミンA)ビタミンC誘導体プラセンタなどが配合された商品を使用してみてください。

これらを使用することで肌のコラーゲンを増やし、ニキビ跡がすこしずつ改善されていくのです。

すぐには改善されないので、長く使用できるものを選んで使用してください。

高保湿成分でしっかり保湿

真皮には保湿成分がそろっているため、陥没部分を乾燥させてしまってはいけません。

肌に潤いを与えないと、陥没に影ができて目立つのと同時に、化粧をするにも乾燥でうまくファンデーションがのってくれません。

保湿をすれば、デコボコ部分にフタをしてくれるので、保湿は必須になります。

かなりひどいニキビ跡でも、保湿さえしっかり行えば、目立ちも気にならなくなります。

高保湿成分の配合された商品で毎日丁寧に保湿をしてみてください。

ただし、化粧水だけの保湿では蒸発してしまうため、化粧水の後に乳液やクリームなどもつけて保湿をするようにしてください。

ひどいニキビ跡はクリニックでの治療

デコボコとしたクレーター状のニキビ跡がかなりひどい場合には、自分でのケアで治すことが難しくなります。

その際には、皮膚科や美容外科へ行って治療をしてもらうことをおすすめします。

また、自宅でのケアでうまく行かないときにも最終手段としてクリニックで治療を受ければ、相談にも乗ってもらえるので気分も晴れるかもしれません。

しかし、美容に関する治療のため、保険適用外全額負担になってしまうのが難点。

治療法によっては高額になってしまう場合があるので注意しなくてはなりません。

主に医療機関では「レーザー治療」「ケミカルピーリング」といった治療が行われます。

「レーザー治療」とは、特殊な機械を使用してニキビ跡部分に光を当てる治療のことで、肌に小さな無数の穴をあけ、ニキビの原因である毛穴の古い角質や皮脂を溶かす効果があります。

また、穴をあけることにより肌がその穴をふさごうと、皮脂細胞が再生し、クレーター状のボコボコになった皮膚までも治してくれるのです。

このレーザー治療は、シミやアザにも効果的で、脱毛の時にも行われます。

当てる瞬間にバチッという痛みを伴いますが、一瞬なので耐えられる痛みです。

クリニックによって金額は違いますが、1回に何万もかかり、ひどいニキビ跡を治すには1カ月に1回を何年も通う必要があったりします。

次に、「ケミカルピーリング」は、肌に酸性の薬を塗って皮膚の角質を剥がし、新しい皮膚の再生を促す効果があります。

ただし、多少のピリピリとした痛みが伴い、肌が赤くなったり、乾燥することもあります。

2、3日で治りますが、クレーター状のニキビ跡を治すには浅めの陥没の方が治りやすいです。

治療期間は2~4週間に1回を5回以上うけることになり、金額も1回に1万円程度かかります。

以上のような方法で、肌の再生能力を高めてくれる治療がクレーター状のニキビ跡には行われます。

かなりひどいと極細のローラーで陥没した肌を傷つけてコラーゲン生成と肌再生能力を高める施術が行われることもあります。

どの治療にせよ、かなりの金額がかかるので、ニキビができたら早めの対策が必要だということになります。

クレーターニキビを化粧で隠す方法

ボコボコとした肌になってしまうと、メイクで隠すことも難しく、厚化粧になりがちですが、そうするとうまくファンデーションがのらなくてイライラしますよね。

実は、このタイプのニキビ跡にファンデーションを厚く塗ってしまうと、さらに肌に刺激を与えることになり治るどころかひどくなってしまう可能性があるのです。

しかし、陥没したニキビ跡はかなり治りにくいため、ずっと化粧をしないというわけにはいかないし、スッピンで歩くのは抵抗がありますよね。

マスクで隠すこともできるけど、せっかくオシャレしてもマスクでいるのは嫌だし、食事に行けばマスクをはずさないといけないし…と考えすぎると全く外に出られないということになってしまいます。

そこで、少しでも肌に負担をかけないようにニキビ跡を隠す方法を紹介します。

まず、朝ぬるま湯で顔を洗い流してから必ず保湿を行ってください。

保湿をすることで陥没した部分にフタができ、肌をなめらかにしてくれます。

次に、すぐファンデーションやコンシーラーを使用してしまうと厚塗りになってしまうため、化粧下地で一度肌を平らにしてください。

この時、初めから顔全体にベタベタと塗ってしまうと厚化粧になってしまうので、まずはスポンジを使って平らにしたい部分にポンポンと軽く塗り、そのあとに全体に軽く塗るようにするのが良いです。

保湿した後でも乾くのを防ぐために、特に保湿力のある化粧下地を使用するのがおすすめです。

ファンデーションはリキッドタイプよりもパウダーファンデーションの方が肌への刺激も弱く、厚塗りにもならないため、パウダーファンデーションをおすすめします。

より一層隠したいのであればリキッドファンデーションの方がいいのですが、リキッドタイプだと厚塗りになってしまうのであまり良くありません。

ただし、パウダータイプだとカサついてしまうこともあるため、リキッドタイプを使用したい場合は、薄くスポンジを使って伸ばしていくと厚すぎになりません。

下地さえしっかり行えばファンデーションは薄くても大丈夫なので、綺麗に隠せるように練習しながら毎日の化粧を楽しんでください。

クレーター状のニキビ跡まとめ

笑顔 左

クレーター状のニキビ跡ができてしまったら、肌の奥の再生が必要になるため、治るのにはとても時間がかかります。

このようにならないためにも、普段からニキビができてしまったら早めの対策をしてくことが大事です。

ニキビ跡ができてしまったからといってネガティブになってはストレスが溜まり、体にも肌にも良くないので、焦らず時間をかけてしっかり対応していきましょう。