指さし左手

ニキビ用の治療クリームとして知られるクレアラシルは、ドラックストアなどですぐ手に入るもので、使用したことがある人や、気になっている人が多いのではないでしょうか。

このクレアラシルには洗顔料、ジェル、クリームが発売されていて、ニキビの種類や目的によって使い分けがあり、有効成分等も違っています。

今回は、ジェルとクリームの塗り薬について成分など詳しく紹介していきます。

クレアラシルとは

クレアラシルは1953年に薬剤師と開発され、アメリカの製造会社で発売されたのが始まりで、その後日本へ輸入販売されました。

アメリカをはじめ、ドイツやイタリア、フランスなど世界161カ国で発売され、新商品が出るなど、現在でも改良が進められながら進化している、ニキビケア商品です。

思春期ニキビとして多く使用されるクレアラシルですが、商品や使い方によっては大人ニキビにもいいとされている商品になります。

ニキビ治療薬クリーム

クレアラシルのニキビ治療薬クリームは、市販品の中でも第2類医薬品として分類される、ニキビを治療するためのクリームです。

アクネ菌を殺菌し、ニキビの赤みや腫れを抑え、余分な皮脂を吸収してくれるといった効果があります。

「白色タイプ」「肌色タイプ」の2種類があり、内容量は18gと28gで、クリームタイプの、肌になじみやすいものになっています。

「白色タイプ」は、塗っても目立たない白いクリームで、「肌色タイプ」はニキビの赤みを隠すことができます。しかし、肌色タイプは色白人には目立ってしまうかもしれません。

この2つのタイプですが、含まれている有効成分は同じなので、色味だけで好きな方を選ぶということになります。

では、肝心の気になるニキビへの有効成分ですが、わかりやすく表にしてみたので参考にしてみてください。

成分名  特徴・効能・効果
イオウ
  • 温泉に含まれる独特なにおいのある成分。
  • 殺菌作用、皮脂吸収作用、角質軟化作用、乾燥作用、美白効果
レゾルシン
  • 白色の針状結晶や粉末で、少し独特なにおいがある。
  • 殺菌作用、角質剥奪作用
グリチルリチン酸二カリウム
  • 漢方薬の甘草に含まれる
  • 抗炎症作用、抗アレルギー作用
トコフェロール酢酸エステル
  •  ビタミンE
  • 血行促進作用、抗炎症作用

以上の4種類が有効成分として含まれていて、ニキビの炎症を抑えてくれます。

イオウはニキビの元である余分な皮脂を吸収し、皮膚を柔らかくする働きがあるので、毛穴をふさぐのを防ぐことができます。

また、トコフェロール酢酸エステルには血行促進作用があり、この作用で肌の再生周期であるターンオーバーを正常に保ってくれるという嬉しい働きがあることが分かります。

治療薬クリームの使い方

洗顔後、化粧水等で保湿をして、しっかり肌に馴染んでから適量手にとり、気になるニキビへ優しく塗ります。

つけすぎるとベタついてしまうので塗り過ぎない程度にしてください。

また、効果がでて治ればその後は使用しないようにしてください。

使用する前に注意すべきこと

使用するにあたり、注意してほしいのが、イオウに含まれる乾燥作用です。

皮脂を多く出す毛穴を乾燥させ、皮脂の分泌を減らす効果があるため、思春期ニキビや脂性のニキビには効果的ですが、大人ニキビの特徴である乾燥からくるニキビの場合、乾燥をひどくしてしまうため、自分の肌の状態を知ってから使用することをおすすめします。

元々脂性の肌でもこの作用によって乾燥赤みを引き起こす場合があるため、保湿をしっかり行うようにしてください。

ただし、肌に水分が残っている状態で塗ると伸びが悪いため、保湿はしっかり肌に馴染ませてからクリームを使用するようにします。

また、ニキビのない部分には塗らずに、ニキビのあるところにのみ使用してください。

薬用アクネジェル

ジェルタイプのクレアラシルは、医薬部外品に分類され、ニキビや肌荒れを集中的にケアする塗り薬です。

1つ14gで、無香料無着色オイルフリーの安全に使用できるものになります。

ジェルタイプなのでクリームよりも伸びがよく保湿成分も配合されているため、乾燥が気になる人におすすめです。

薬用アクネジェルに含まれる成分は以下の通りです。

 成分名 特徴・効能・効果
イソプロピルメチルフェノール
  • ニキビケア化粧品に多く含まれる
  • 殺菌作用、抗真菌作用(防カビ作用)
ピリドキシン塩酸塩
  • ビタミンB6
  • ターンオーバーの正常化、皮脂分泌抑制
レゾルシン
  • 白色の針状結晶や粉末で、少し独特なにおいがある。
  • 殺菌作用、角質剥奪作用
トコフェロール酢酸エステル
  • ビタミンE
  • 血行促進作用、抗炎症作用
アラントイン
  • 牛の羊膜の分泌液から発見されたもの
  • 尿素から合成した無味無臭の白い粉末状のもの
  • 抗炎症作用、抗アレルギー作用
アロエエキス
  • ユリ科植物のアロエから抽出されたもの
  • 殺菌作用、抗炎症作用
  • 保湿成分
グリセリン
  • 粘性があり、水に溶けやすい
  • 高い保湿力

表を見て分かるように、レゾルシン、トコフェロール酢酸エステルはクリームと同じものが含まれていて、炎症やアレルギーを抑える役割をするのはクリームではグリチルリチン酸二カリウムが入っているのに対し、ジェルの方には同じ効果でもアラントインという成分が配合されていることが分かります。

また、ジェルには皮脂を抑えながらも保湿成分が含まれているため、クリームタイプよりも乾燥することなく使用できます。

大人肌対策薬用アクネジェル

クレアラシルの商品は、皮脂分泌の多い人が使用するのが効果的で、その多くが思春期ニキビに悩む人たちになります。

大人になってからのニキビでも使用は可能ですが、上記でも紹介してきたように、大人ニキビの特徴である乾燥からくるニキビには向いていない場合もあります。

そんな方のために、クレアラシルから、大人肌対策のアクネジェルも発売されています。

色も透明なのでメイクの前や後にも使用できるのがいいところ。

また、大人ニキビになるとなかなか治らず跡が残ることがあり、その跡は紫外線の影響などによってシミが残ってしまう場合があります。

それを防ぐ成分も含まれているため、大人になってからの悩みに効果のあるジェルになっています。

では、大人肌対策用のジェルに含まれる成分も表にまとめてみます。

成分名  特徴・効能・効果
イソプロピルメチルフェノール 
  • ニキビケア化粧品に多く含まれる
  • 殺菌作用、抗真菌作用(防カビ作用)
レゾルシン
  • 白色の針状結晶や粉末で、少し独特なにおいがある。
  • 殺菌作用、角質剥奪作用
アラントイン 
  • 牛の羊膜の分泌液から発見されたもの
  • 尿素から合成した無味無臭の白い粉末状のもの
  • 抗炎症作用、抗アレルギー作用
アスコルビン酸2‐グルコシド
  • ビタミンC
  • 抗酸化作用、美白効果
トコフェロール酢酸エステル 
  • ビタミンE
  • 血行促進作用、抗炎症作用
グリセリン
  • 粘性があり、水に溶けやすい
  • 高い保湿力
セイヨウサンザシエキス
  • 西洋で育ったバラ科の植物
  • 血行促進効果、美肌効果

このように、シミなどの肌トラブルも抑えてくれる抗酸化作用や、美肌効果のある成分、ニキビの肌を元に戻すための血行促進効果も配合されています。

ジェルの使い方

アクネケアジェルを使用する際は、クリーム同様肌を綺麗に洗顔してから使用してください。

保湿後、適量手に取り、気になる部分に塗布するのですが、ジェルは伸びがいいため、少量で足りるので塗り過ぎには注意してください。

ニキビ部分につける用なので、伸びが良いからと言って肌全体につけるのはやめてください。

頬に広い範囲でニキビができているときは別とします。

あくまでも薬用のため、化粧品ではないので、肌全体の保湿等にはなりません。

また、大人ニキビ用のジェルにはシミ対策ができる作用もありますが、ニキビがシミになるのを防ぐということなので、シミに直接つけるというものではないので注意してください。

クレアラシル成分まとめ

普通 左

クレアラシルはニキビ専用の治療薬のため、含まれる成分も少し強めになります。

このクレアラシルの使用は、ジェルタイプだと保湿成分も含まれていますが、特に乾燥がしやすい肌の人は注意して使用してください。

薬用なので副作用がでることもあると考え、ひどくなった場合には皮膚科へ行って相談してください。

治療薬は、長く使用するのではなく、一時的にひどくなったニキビを抑えるものだと思って、普段は正しい洗顔や生活でニキビを予防していきましょう。